2012年6月19日火曜日

6月24日に大阪南濱で茶遊び

茶遊びは「大阪七墓巡り復活プロジェクト」にお声がけいただいて、事前のリハーサルで茶遊びを行うことになりました。以下、ご案内です。


【大阪七墓巡り復活プロジェクト】第1回トークセッション&公開リハーサル~南濱墓地編~
http://www.facebook.com/osaka7haka
http://www.asahi-artfes.net/program/2012/post-15.html

【概要】
大阪七墓巡りのうちのひとつ「南濱墓地」にまつわる物語を語り、その後、現地に赴いて、8月15日の供養のパフォーマンスにむけての公開ワークショップを行います。今回のパフォーマーは振付家・ダンサーの大歳芽里さんと、音楽プロジェクトSJQメンバー、安治川倉庫FLOAT管理人の米子匡司さんです。

※6月24日(日)は午後7時より「第2回トークセッション&公開リハーサル~梅田墓地編~」も開催します。詳細は以下のリンクをご参照くださいませ。
http://www.facebook.com/events/208124642643167/

【開催日時】
6月24日(日)午前10時~(午後1時頃終了予定)

【タイムスケジュール】
●午前10時~午前11時30分 
トークセッション「南濱墓地のゲニウス・ロキ(地霊)を語る」

●午前11時30分~午後0時 
南濱墓地へ移動(大阪市営地下鉄・動物園前駅→中崎町駅

●午後0時~午後1時
南濱墓地にて公開リハーサル
※現代演劇の「茶遊び」にてパフォーマンスを実施します。「茶遊び」とは貨幣ではなくお茶の交換によってダンスや芝居、パフォーマンスをみせる・・・という現代演劇です。
http://www.4yonn.net/


【集合場所】
カマン!メディアセンター2階
(ニカイ!文化センター)
〒557-0002 大阪市西成区太子1-11-6
tel & fax :06-6636-1612

【トークセッション・スピーカー】
大歳芽里
オカモトマサヒロ
岸井大輔
米子匡司
むつさとし

【募集定員】30名

【参加費】2000円(ワンドリンク付き)

【大阪七墓巡りについて】
「七墓巡り」とは江戸時代の大坂町衆の風習で、毎年、盆になると市中郊外の七墓を巡り、有縁無縁を問わず「同じ大坂の地に住んでいた町衆、先人ではないか」とその霊を慰めたもの。また江戸時代の後期ともなると若い男女のデートコースとしても活用されたようで、町衆は自由闊達に「遊び心」を持って七墓巡りを楽しんだという。

「大阪七墓巡り復活プロジェクト」は近代以前の大坂の都市祭礼であった七墓巡りと、町衆の「遊び心」を130年ぶりに復活させようというもので、七墓跡において語りや詩の朗読、演劇、歌、ダンス、音楽といった7つの遊び心溢れるパフォーマンスによって、大阪の町衆の霊を慰めることを企画している。

2011年春に発足し、2011年8月15日に試験的に「大阪七墓巡り」を実施。2012年も8月15日に「大阪七墓巡り」を予定している。

http://www.facebook.com/osaka7haka
http://www.asahi-artfes.net/program/2012/post-15.html

【大阪七墓の歴史的経緯と場の特徴】
大阪夏の陣で豊臣政権が滅亡すると、夥しい戦死体が大阪市中に溢れ、その処理として市中の郊外に墓所が設定された。元禄期にもなると、墓所には死刑場や遊郭、芝居小屋などが置かれて開発され、こうした場所は「悪所」(歴史学、社会学的な概念でいうところの「アジール」)と呼ばれた。悪所には、村落共同体から追われた流れ者や罪人、遊女、流民、芸能民などが数多く集まり、そのコミュニティの融合から、新しい大阪の都市芸術が生まれてきた。例えば千日墓地前にあった道頓堀五座で演じられる悲劇のヒロインのモデルが、じつは数日前に千日前刑場で磔で処刑された実在の遊女であった・・・といったようなことは日常茶飯事のことであり、近松門左衛門の『曽根崎心中』『心中天の網島』といった一連の心中物(当時は、心中沙汰は御法度で罪人扱いであった)も、こうした大阪七墓=「悪所」を背景にして誕生している。今回のパフォーマンスは、大阪の都市芸術のマトリックス(母胎)であった大阪七墓(悪所)の跡地において実施されるが、原点回帰することで、過去、現在、未来へと継承されていく、新しい大阪の都市芸術を産み出したい。

【大阪七墓巡りの実行と継承の意義】
オーストラリアの先住民族アボリジニは、天地創造の神話「ドリームタイム」を引き継ぐために、神話や物語の主人公、先祖の英雄たちが旅したのと同じように神話、物語の舞台を尋ね歩く『ウォーク・アバウト』という儀式を行う。これを先祖代々、繰り返すことによって、アボリジニはアボリジニの文化を守り伝えてきた。「大阪七墓巡り」も先人、大阪の町衆たちが実行してきた儀式を引き継ぐことで、都市文化を守り、伝えようとするもので、「現代大阪版ウォーク・アバウト」といえる。今回だけの一過性のイベントに終始するのではなく、毎年、盆には実行し、大阪の夏を彩る都市祭礼として世間に広く認知され、普及することを目的としている。

【アート・パフォーマンスによる都市祭礼の実施と可能性の模索】
いま日本国中の街中や商店街で様々なアート・プロジェクトが展開されているが、その目的の多くは「地域活性化」や「経済効果」といった近代資本のロジックに支配されたもので、地域で行われるアート・プロジェクトを、まるでまちや地域の営利営業活動のように捉えている例が数多く散見される。しかし本来、アート、パフォーマンスには、経済や資本といった近代論理を越えた、もっと豊潤な精神世界の発露、生命の情熱やカオスに因った自由闊達な表現があった。近代資本主義が世界を席巻し、巨大なアート・マーケットも誕生したが、それ以前の上古、古代、中世の文化的、芸術的活動は、超自然への「交流」「祈り」「恐れ」「信仰」といった意味付けでなされたものが大半であった。「大阪七墓巡り復活プロジェクト」は、アートによる経済効果=「まち起し」ではなく、アートによる先人たちへのレクイエムと鎮魂=「まち鎮め」である。参加者は、先人たちの霊(土地の霊。地霊。これを古代ローマ人たちは、これを「ゲニウス・ロキ」と呼んだ)と現代アーティストとの魂の交流(「共演」といってもいいかも知れない)を体感することで、大阪という都市のゲニウス・ロキと、アートの可能性を感じてほしい。

【主催】
大阪七墓巡り復活プロジェクト実行委員会
http://www.facebook.com/osaka7haka/

【協力】
NPO法人ココルーム
http://www.cocoroom.org/
カマン!メディアセンター
http://www.kama-media.org/

【助成】
公益財団法人アサヒビール芸術文化財団
http://www.asahibeer.co.jp/csr/philanthropy/ab-art/index.html

2012年6月5日火曜日

6月6日茶遊び

大阪市で茶遊びをします。
 今回の依頼主は、七墓巡り復活プロジェクトの陸奥賢さんです。
ダンサーは、木室陽一さん。 
日時 2012年6月6日21時〜
場所 大阪市御堂筋線動物園前駅近く フェスティバルゲート跡付近
※集合場所はココルーム

 参加希望の方は、お茶菓子もって遊びにきてください。