2015年7月31日金曜日

「来たるべき田楽研究会」関西支部第1回会合を開催しました。

2015年7月20日に、大阪市西成区の喫茶earthで来たるべき田楽研究会関西支部第1回会合を行いました。

たくさんの愚痴が集まって、あとは次回にはペットボトルで「鈴木(男性器をかたどった楽器」を作ろう、ということになりました。

幕末に大流行して禁止令まで出たという「かんかんのう」をきいたり、や福島の民謡で小原庄助さんの歌をうたってみたり、かんかんのうは節が野球拳と一緒だとか、いろいろなお話もしましたよ。



ーーー内容ーーー


みんなの愚痴を集めて、田んぼの音頭を創作し、秋の収穫祭で披露するよ〜。

小田原の田んぼを拠点に、都市的な生活を送る現代人と農や民俗芸能との関係を探りつつ、新しい田楽の創作を試みるプロジェクト「来るべき田楽研究会(仮)」の活動で、関西在住のメンバーで、関西支部を立ち上げます。

今年は、12月の収穫祭で各メンバーが創作した田楽を発表する予定ですが、関西支部でも収穫祭に向けて、創作を行いたいと考えています。

明治大正期には「演歌(演説歌」といって政治批判や生活苦を歌った歌が流行したそうです。
そんな風に、釜ヶ崎という都会の地域で日々の生活の中で生まれる不満や愚痴を集めて音頭をつくり、秋になったら田んぼに送り込もうと思っています。



【来たるべき田楽 趣意文】
一部の地方で今なお実践されている民俗芸能と、出自においてそれらとは無縁な現代日本人との新たな関係の開発を目的として、当会は活動している。近代の制度によって分断されている「アート」と「民俗芸能」を、両者のあいだを行き来するように、先行する様々な挑戦的試みに学び、自らも実践することで再検討し、持続可能な社会にふさわしいワザのあり方を模索するのである。



AAF2015参加プロジェクト
特別協賛:アサヒビール株式会社
助成:公益財団法人アサヒグループ芸術文化財団

http://www.asahi-artfes.net/program/regional-resource/memory-custom/post-187.html