2011年3月6日日曜日

アサヒ・アート・フェスティバルネットワーク会議に参加

昨日は浅草のアサヒ・アート・スクエアにて会議に参加。
「横浜下町パラダイス祭り」チームで参加させていただきました。

写真は、AAFのマスコットになりつつあるあおちゃん。私はこの看板の後ろにいるはず。(撮影・オーバさん)



アサヒ・アート・フェスティバルについてはこちら⇒ http://www.asahi-artfes.net/

4茶遊びや、るるる♪は、8月後半に行われる「横浜下町パラダイス祭」にも参加させていただく予定と思いますが、その他のプロジェクトの方とも仲良くなって稼いだ茶葉と「貿易」したいのですよね~。そのおはなしもさせていただきつつ。今年の夏もまたツアーに出かけたいものです。

2011年3月3日木曜日

TPAMiY〈国際舞台芸術ミーティング〉

2月半ばに横浜で、舞台芸術の国際的なイベントTPAMiY〈国際舞台芸術ミーティング〉が開催され、4茶遊びも参加しました。
神奈川県民ホールでのブース出展と、TPAMショーケースに参加しました。

(ブース出展中の写真です)

About "4"

"4," our company, aims to create play works that makes spectators join by realizing that "they own and create values of works to take part in. We started "PLAY TEA" in 2007.In these works, we exchange "tea" for "dance" or "play." The spectators ask us to come to a place they like. We dance or perform something and they give "tea" as payment. In these works, we try to create the play in the "here and now;" not only in the theater.  

2011年3月1日火曜日

超初心者向け経済学講座~「継続を考える会」編

2011年2月28日18時~22時

内田聖良さん主催の「継続を考える会」で超初心者向け経済学講座を開催。
岩波ジュニア新書『砂糖の世界史』の後半を元におはなし。

そもそもこれを課題図書にしたのは、「資本主義とはいつごろから始まったのか」という疑問について考えていただくため。「賃労働が一般化した頃の社会状況と国際状況などについて」を非常にざっくりと考えてみる。

「働くこと≒人に雇われること」って割と特殊な状況かもね、ということについて想像する。おそらくこの場でこういった世界史や経済史について解説するのは、想像するための練習なのです。

今の自分達が置かれている社会の中で芸術活動を「継続」しておこなう、ということにどんな意味があるのか、について。これは結構想像力が柔軟になってる状態で考えたほうがいいことだと思うのです。だから、射程を広く長くもって考えるための練習をしています。

内田さんからは美術史について教えてもらう。
エル・グレコが超かっこよかった。あまりに斬新すぎて本国イタリアで全く認められず、スペインに逃げていったところスペインではとくに非難されることもなく受け入れられたのだとか。
参加者がみんな美大出身なので、画家の名前はよくご存知なので面白い感じ。(私も経済史を学んだ人と「マルクスの the Capital かっこいい!!」などど盛り上がりたいなぁ、と羨望のまなざしを送ってしまったです)

「工業が産業として発展するにつれて、「労働者」という人に雇われて働く人が増えていったのではないか」

という話をしていたら、内田さんから

「同じころ、美術の世界では逆に、工業生産品が出てきたおかげでわざわざ手仕事で絵を描いてもらったり、つくってもらったりする必要が無くなって、美術工房のような仕事がどんどん無くなってしまったようです。それは逆に注文に応じるのではなくて、作家が自分の好きなものをつくれるようになったということでもあるんですけど」

という報告を聞く。なるほど。
その後、小林さんから『遅刻の文化史』のさわりについて報告。日本に鉄道が敷設された頃の日本人の時間感覚についてのエピソードを聞いて面白かったです。

次回は3月後半の予定。ベネディクト・アンダーソン『想像の共同体』を読む。

2011年2月28日月曜日

茶遊び名古屋編 2011年1月23日

依頼者:文化のみち橦木館 http://www.shumokukan.city.nagoya.jp/ 
パフォーマー:青山るりこ、木室陽一、澄井葵   お礼:日本茶(かりがね)100杯分
 名古屋市内で、歴史的建造物を保存活用している白壁地区の中にある、「文化のみち 橦木館」からのご依頼で、茶遊びを開催。昨年、あいちトリエンナーレに参加した際、同行した遠山元気さんから、この橦木館での茶遊びを依頼された縁です。その時に茶遊びの様子を見ていた副館長の菰田さんが、橦木館を代表して茶遊びを依頼してくれました。
 「文化のみち橦木館」は、陶磁器商だった井元為三郎が、大正末期に建てた邸宅で、敷地には和館と洋館があり庭園には茶室が移築されています。橦木館の洋館にはステンドグラスが贅沢に使われており、輸出陶磁器の商談を行うため、外国人客が招待されたそうです。
 市民グループの方が保存・活用活動を続け、2009年から名古屋市の所有となって一般にも公開されています。
 今回、茶遊びをおこなったのは家族が生活していた和室部分。ご用意いただいたお茶は、「かりがね」という緑茶で、橦木館から少しいった場所にある「熊野屋」さんのもの。元々は江戸時代から続く油屋で、現在は全国の無添加食品を扱うお店です。名古屋市から委託されて橦木館を管理しているNPOの理事の方から、橦木館の歴史や保存活用の話、熊野屋さんの話をいろいろ聞かせていただきました。開始時間までには、HPで茶遊びを知って来ていただいた方の他に、偶然来館された方も交えてお茶を飲んで、自己紹介など。
 その後、木室陽一さんと、青山るりこさんのダンス、澄井葵さんのパフォーマンスがスタート。歴史をもった建物の中で、即興のパフォーマンスが行われました。
 終わったあとは、「茶遊び」についての説明をし、皆さんから感想をいただいて、話に花が咲きました。橦木館の皆さん、ありがとうございました!
(撮影:中橋さん)


中橋さん撮影の旅写真はこちら⇒

2011年2月16日水曜日

明日と19日土曜日に茶遊びします

これまでもブログに書いてきましたが、詳細が決まったので再度情報掲載します。

「るるる♪茶遊び四畳半」(TPAMiYショーケース参加作品) 

日時 2月17日(木)18:00~ 2月19日(土)18:00~  会場 横浜パラダイス会館 
【演目】◇◆茶遊び◆◇ 18:00~
 茶遊びは、ダンスや演劇をお茶と交換する会です。お客さまの好きな場所で、一緒にお茶を飲んでからダンスをお見せします。茶遊びはルールにそって上演されます(茶遊びルール参照)。この、6つの簡単なルールによって、劇場でないところでいきなり演劇は生成するか?という(割と無茶な)試みをおこなっています。今までのところ演劇の基本単位、演じる人と演じる場とそれを見る人、はこれらのルールによって成立するようです。茶遊びは一度参加すると自分でも依頼できますので、この機会にお出かけください。
 17日は、木引優子さん(青年団)が依頼人となって茶遊びをおこないます。19日は茶遊びのあとに、,5(てんご)の作品を上演します。

パフォーマー:青山るりこ(るるる♪、ダンサー)、木室陽一(舞踊家)

◇◆,5(てんご)「おきてのもんより」 (19日のみ) 20:30~
 出演者 山下靖夫、澄井葵(,5(てんご)主宰、青年団演出部)

■アクセス 横浜市中区若葉町3−5(映画館ジャック&ベティ下)京浜急行 黄金町駅5分 市営地下鉄 阪東橋駅5分 JR根岸線関内15分  


☆青山さんのるるる♪の作品です。

パフォーマンスワーク「るるる♪見つからない物語」
日時 2011年2月18日14:00&19:00 
待ち合わせ場所:シルクセンター地下1階英一番館入り口(海側)

♢◆演目◆♢ 
るるる♪葵のヘロインは国境を越える 
るるる♪葵のフランス波止場で潮干狩り 
るるる♪葵の冬のサンバ十字軍
♢◆出演者◆♢
青山るりこ、種撒すみ男(たねまき・すみお)

■問い合わせ   kotegawanozomigmail.com/08050888602

■TPAMiYとは?
 今回わたしたちが参加している TPAMiY (国際舞台芸術ミーティング)は、日本国内、海外から舞台芸術に携わる人々が集まって情報交換をする場です。今年は横浜で開催されることになりました。茶遊びは昨年10月から出張所を横浜に開設したので、今年のTPAMに参加することにしました。TPAMiY website → http://www.tpam.or.jp/2011/j/index.html
今週から来週にかけて横浜周辺で舞台芸術に関するイベントが沢山催されているので、是非お出かけください。

2011年2月5日土曜日

先日、小型船舶の免許を取られた中橋一弥さんと、大岡川と中村川を航行させていただきました。中橋さんは、ポタライブ「ハマニイルマニ」の出演者で、同じく横浜を舞台にした「さすらい姫」も観客として参加していただきました。

大岡川と、中村川の二つの川は、もとは入り海だったそうです。
昨年末に、小学校4年生の社会会の教科書を読む機会があり、その中に書いてあったのです。実際に横浜の地理が頭に入っている人だったらちょっとビックリすると思うんだけど、中村川と大岡川に挟まれた場所はもともとは入り海で、あの場所を埋め立てて今の土地になってるんだって。
吉田勘兵衛という人がその事業を始め、山3つ削って吉田新田をつくったそうです。いまでも関内駅前には、吉田町という地域があってその名残がある。

大岡川は、2010年2月に上映したさすらい姫の舞台で、中村川は、青山るりこさんの素敵な長編ポタライブ作品「ハマニイルマニ」で三吉橋を横切っていくので、青山さんと私にとっては馴染みの深い川なのです。

吉田新田の成り立ちを知ったあとで、その2つの川を航行する機会があって、本当に面白痛い体験でした。川側から見る街の風景。

「さすらい姫」は制作期間がとても短かったので、中途半端なところがありもう一度ちゃんとつくったら、という気持ちになってきました。
「さすらい姫」は私の中では「小手川家クロニクル」三部作の一つで、もう一つが西東京市ひばりヶ丘でつくった「あの丘で会いましょう」であり、もうひとつは「劇作品を作る」でつくろうとしていたものなんだけどね。

もうすでに上映した作品は二つともホラーで、「なんで小手川さんが作るものはいつも怖いんですか」と見た人から質問されたので答えると、それはこれらの三部作は、小手川家が20世紀におこった戦争のために被った厄災を、私なりに鎮魂するためにつくった作品だからです。だから両方ともなんとなくとても怖い作品になってしまったの。

昨日はさらに夜「ハマニイルマニ」コースを三吉橋商店街の先にある、坂の上の公演まで歩いていって茶遊びをしたので、昼間に川を船で歩いたコースを陸地を歩いて横切ったことになります。

節分の日だったので、横浜港で鬼に豆まきして、横浜港の今年一年の安全を祈願。



そして、丙の方角を向いて恵方巻きを食べました。関西出身の中橋さんの家では、幼少の頃より節分には恵方巻きを食べていたそうで、私は初めてその風習に参加することに。

関東でも最近は節分い恵方巻きを売ってますが、そういう伝統行事は流行り廃りでやるものではないのでは……と思ってやったことがなかったので、なかなか面白い体験。太巻きをまるごと食べるのは、喉につまらせそうでなかなか大変でした。美味しかったけど。